今日は施術の強さについてお話したいと思います。
良く強い方が効き目があるとか弱ければ丁度よいなど利用者さんや私の周りの関わっている人たちから耳にします。
果たしてこれは本当に正しいのでしょうか?
当然正しいものであはりません。
人は当然ながら普段日常生活で負担をかけます。
趣味でスポーツをしたりお仕事をしたりおうちで家事をしたり原因はさまざまですがこの負担をかけるということは全員の普遍の事実です。
そこでかけた負担が筋肉に現れると緊張が強くなるわけです。
当然施術をすると筋肉がこわばっている為痛いです。
しかし、負担がさらに蓄積すると身体に防衛反応が起きて痛みに強くなってしまいます。
こうなる事で刺激にも強くなってしまい、十分な刺激を入れてもまだ大丈夫だからもっと強くしてくださいとなるわけです。
私達が施術の刺激で心がけていることは利用者さんが刺激を入れても力が抜けるところまでしか入れないという事です。
力を抜けた状態がより奥深くの筋肉を捉えることが可能になるのです。
ですから強い弱いは利用者さんの感覚が大事ではなく筋肉の反応により重点を置いているのです。
もちろん、利用者さんの表情など感覚をまったく無視するわけではありませんが大事なことはより深くを捉える事なのです。